2007年08月15日

40 小歩危ハーフ@ラフト(吉野川・小歩危2)

水位:0.80→0.93m(豊永) 気温:32℃(本山) 天気:快晴
区間:岩原〜白川口(15.0km)
メンバー:tomoさん、会長夫妻、王子、AZMAX,UNKO-MAN,女優R,後輩1号


 今日は岩原から白川口まで。よってラストの瀬は大滝、つまり小歩危前半までの区間となります。
 探検部から拝借したラフトボートが小歩危の激流に対応できるほど剛性の高いものでなく、またスキル・経験がまだ充分でないメンバーが大勢だったということもあり、小歩危をオールで下るのは難しいという結論になったのですが、せっかくだから大滝まで下ろうという折衷案が紆余曲折を経て採用されたのでした。曲戸の瀬以外はメインのヤバい落ち込みを回避できると考えていて、大滝までなら避けまくって何とか下ってやろうと。

 今日はダッキーではなくラフトです。
 この前バリのトゥラガ・ワジャで乗ったばかりでしたが、ガイドとしてはめちゃめちゃ久しぶり。なにぶんブランクが長いので、思い通りにコントロールできるかどうか、かなり不安。
 なお、カヤック組としては、会長、花鳥のダブルチキンコンビことスプラッシャーズ、ダッキー組はtomoさんとUNKO-MANの二人。ダッキー組は初めてのチャレンジです(ラフトでは経験あり)。

 ラフト1艇、カヤック2艇、ダッキー2艇が岩原を出艇したのは10時過ぎ。ここから「まんなか」までは大歩危コースになります。小歩危のことを考えると、この大歩危後半コースはどうしても霞んでしまいがちですが、Take it easy すると必ず痛い目に遭います。
 そのためかどうかは不明ですが、切込隊長のカヤック二人組は、それぞれホールで巻かれて手痛い洗礼を浴びておりました。

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 この後半コース、瀬は面白いがいかんせん距離が長いため敬遠されがちなのですが、今日は水量豊富なのでラフトでもまあ快適に進んでます。

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 そういや、今回の吉野川は久しぶりにキレイでした。
 7月の台風で上流の早明浦ダム一気に貯水率100%になったので、おそらく濁ってんだろなあと透明度にはまったく期待していなかったんですが、いい意味で裏切られました。
 一昨日の那賀川が長安口ダムより下流が死んでいたのとは対照的です。

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 大歩危コースの終わり、大歩危峡の入り口「まんなか」でランチタイム。
 会長、ビニール袋をフネ、両手を小歩危のホールに見立てて、巻かれる様子をシミュレーションしています。
 周囲は笑いの渦に巻かれています。

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 再出発は12時40分ごろ。
 小歩危では鮎釣りシーズン中、トラブル防止のために各瀬の通過時間が地元漁協とコマーシャルラフト業者間で決められています。一応、これに合わせようとすると、曲戸の瀬は14:30,鮎戸の瀬は15:00航下となります。うーん、はたして間に合うのか、ちょっと微妙。

 ポポポポとエンジン音を立てて遊覧船が回る長い瀞場を抜けると、ウェストが見えてきました。
 いよいよ、小歩危コースのスタートです。

 しょっぱなは鉄橋の瀬。
 カヤック組、ダッキー組が先行し、ラフトは最後に突入。ここは大丈夫と右岸側のチキンルートは取らず、真っ向勝負しました。

 で か っ !

 前回下った渇水時とは比較にならないど迫力のウェーブ! さすが小歩危、迫力は悪魔超人級。
 否が応でもテンションが上がってきます。

 次は森囲いの瀬。
 ここは前半部のラストにヤバいホールがあります。初めてダッキーで下ったとき、何も考えずに突っ込み、撃沈したホールです。

 ここは念のため下見しました。
 はじめからどうやって回避するかという観点でルート検索。

 まずヒットしたのは左岸ベタベタのルート。カヤック、ダッキーなら問題なく通れそうですが、ラフトには少し幅が狭く、スタックの危険性があります。

 第二案は本流に突入し、ホール手前で左岸に回避するルート。ダッキーならコースイメージできますが、ラフトではたしてそんな細やかな動きができるかどうか疑問。

 結論はスタック覚悟で前者を選択。

 まずカヤック組が切り込みました。ルートは我々が狙うのと同じ左岸ベタコースです。

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 後続のコマーシャルラフトがホールに突入するシーンを目にしましたが、昔の王子のように「く」の字に折れ曲がっていました。
 うーん、やっぱりここは極力避けたいな。

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 次は我々ラフト組。
 ダッキー組は神妙な面持ちで瀬を眺めています。二人とも、ダッキーで下るのは初めてですので、おそらく私が3年前に下ったときと似た気持ちなんでしょう。

 いよいよチャレンジ。
 鉄橋の瀬のように勢いで下れる瀬とは異なり、コントロール力も要求されるテクニカルな瀬であり、しかも落ちると後半の瀬に身一つで流される可能性が高い。
 さらに自分だけでなく、4名+1匹の運命を握る立場。

 ダブルベアークローによる100万パワー+100万パワーで200万パワー! いつもの二倍のジャンプが加わって200万×2で400万パワー!的な計算で、緊張はいつもの4倍です。

 コースは右岸から目測したより実際は幅広く、左岸ベタベタに向けてスムーズに突入。

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 小さい落ち込みを越え、左岸壁に衝突。たぶん、先に下った会長が引っ掛けたところと同じです。

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 幸い落水者はなし。巨大ホールを右に見ながら、崩れた波の上を滑り抜けてクリア。
 ふう〜。

 続くダッキー組も同じルートを辿り、無事下りてきました。

 時刻は14時に近い。
 うーん、このペースだとも大滝以下は無理か。この人数で各瀬を下見しながらだと予想以上に時間を取られますが、カットするわけにもいきません。
 時間があれば、大滝より下はダッキーに乗り換えて、カヤック組の会長(と嫌がる王子)と一緒に曲戸、鮎戸にチャレンジしたいと考えていたんですが、残念。

 お次は二段の滝。
 ここはダッキーでは過去無事故ですが、ラフトではよくフリップしていて苦手意識の強い瀬の一つです。渇水時の前回と比べて巻きの強さは相変わらずですが、落差は小さくなっているように感じます。

 前回渇水時に下ったときは、左岸ルートから逃げましたが、今日の水量だと中央ルート右岸寄り(大岩沿い)がドロップが潰れて下りやすくなっています。しかし岸から見た感じでは、ラフトが通るにはギリギリの幅かなあ。
 しかし左岸寄りもたいがい狭く、スターンが中央のホールに食われそうです。
 さんざん迷った結果、右ルートを選択することにしました。

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 カヤック組の次は、今度はダッキー組が先行。
 UNKO-MANは左岸ベタから突入。

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 ややスターンを食われて中央に寄せられながらも、うまくバックウォッシュを漕ぎ抜いて、無事にクリアです。

 tomoさんは右ルートからクリア。
 何だかんだで昨日の大歩危から通算してもここまで無沈という素晴らしい成績です。
 行く川行く川、ことごとく沈していた(わざとを含めて)イメージがあったのですが、それも昔の話になってしまったようです。

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 ラフトは最後。
 前回、唯一フリップをやらかした瀬なので、森囲いの瀬以上に緊張します。

 左岸から中央大岩に向けて漕ぐ。
 寄せきれず、ボート左半分がホールに入ったときは一瞬ドキっとしましたが、さほど食われず無事に脱出。二段めはドロップというよりはストッパーウェーブだったので正面突破して無事クリア。

 ああ、よかった〜。
 喜びというよりは安堵のため息が出ました。

 次は本日ラストの瀬となる大滝。
 ラフトのメンバーはもうお腹いっぱいとのことで、瀬の手前で上陸(下ると担ぎ上げるのが大変)。みんなで見学です。

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 カヤック組。会長、この後沈してロールしては沈を繰り返しながら下りました。

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 続いてダッキー組。
 tomoさん…は下らず、見学でした。

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 ここはtomoさんのダッキーをお借りして下らせてもらいました。tomoさんのUNKOメットことストルッターを被って影武者に扮しているのはご愛嬌。

 続くUNKO-MANは、見事轟沈!
 1000万パワーのハリケーンミキサー被弾です。

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 ラストのUNKO-MANが下り終わったのは15時半ごろ。時間切れですね。ここで全員上陸しました。オールで下れず、ちょっと心残りがないでもないですが、無事に下れたんで満足してます。
 おつかれさまでした。

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 ちなみにラナちんはダッキーより安定性の高いラフトのほうが気に入ったみたいでした。

 さて四国と言えばやっぱり「さぬきうどん」。
 ここは徳島ですが、吉野川沿いにはたくさんうどん屋さんが並んでいます。
 歯応えたっぷりのコシと冷なのにやや生ぬるいぶっかけうどんを腹いっぱい食べて、四国ブートキャンプは無事終わりを迎えました。

 ビクトリー!

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ニックネーム ラナ父 at 14:25| Comment(2) | TrackBack(1) | 四国>吉野川(大歩危・小歩危) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
バリバリタカ派のラナパパさんでしたが、おかげさまで
楽しく無事にくだれることができました。
恐怖の対象だった小歩危でしたが、結果的には行けて本当によかったです。
これからもいろいろとお教えください。
Posted by tomo at 2007年09月01日 11:56
小歩危タカ派のラナ父です。
大歩危のトラウマを乗り越えたtomoさんならもう、小歩危も時間の問題ですよ。

来年あたり、アズマックスと一緒に飄々と下っていそうですね。楽しみにしてます。
Posted by ラナ父 at 2007年09月02日 01:04
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四国吉野川(大歩危後半&小歩危前半)-08/15
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