2007年10月06日

48 第14回長良川WWF/スプリント(長良川6)

水位:0.55m(稲成) 気温:25℃(八幡) 天気:晴れ
区間:<予選>ホーセン〜法伝橋 <リエゾン>法伝橋〜講和橋 <決勝>三段の瀬
メンバー:UNKO-MAN,野人と大学探検部の後輩4名


 到着予定時刻の8時から20分ほど遅れてホテル郡上八幡(ホーセン郡上)南駐車場に到着。チーム「わんことUNKO」の受付を済ませると同時に、「サドんです」の不参加を伝える。

 大会シーズン、ラストを締め括るのは長良川ホワイトウォーターフェスティバル(長良川WWF)。スプリント、スラローム、ダウンリバーの三種目総合で競い合うという、ラフティングの世界大会標準に則った本格的な大会です。

 この大会、実は出場するまでの道程がかなり大変でした。

 まず、相方のNKC会長がおフランスへ出張の予定が入り、去年に続いて共に出場できなくなりました。

 次に、アズマックスの愛犬レオンが病に倒れ、tomoさんとのチーム「レオンとみぃ」が出場できなくなり、また会長嫁さんも風邪を引いて「サドんです」までもが出場できなくなりました。これらは直前の出来事だったため、両チームとも不参加となり、かなりモチベーションが下がってしまいました。

 あと、東京への転勤。
 家探し、各種手続き、現在の住居の整理整頓、引越しなど限られた時間でしなければならないことを考えると、三連休すべてを費やす大会に出場するのはどだい無理という結論になります。

 しかし、会長の不参加表明が早かったのでUNKO-MANという助っ人が見つかり(まったく想定していなかったですが)コンビを組むことができたのと、ウチの大学探検部の後輩たちが実に6,7年ぶりにラフトで出場すると表明してくれたんで放ってはおけないこと、あと何より妻の理解と協力のおかげでスケジュールも調整がつきそうということで、何とか出場することができました。

 今回、大会参加はトータルで62チーム(ラフト48,ダッキー14)でした。なんと総勢300名を越してます。

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 大会出場はMAX60チームという制限があり、tomoさんや後輩たちが申し込んだときにはキャンセル待ちという状態でした。結局、後輩たちは今回「オープン参加」という形で出場です。
 今までレースに向けてちゃんと練習したことがないのですが、無理せず楽しんで漕いでくれればと思います。

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 ◆予選:ホーセン〜法伝橋
 さてこの三日間の相方となるUNKO-MANですが、一緒に漕ぐのは実は初めてだったりします。会長ほど息は合わないでしょうが、それを補って余りある若さ(体力)があるんで楽しみです。

 しかし寝不足のため体調は最悪。お腹は壊しているし、少し強く漕ぐと右胸、肺あたりが痛んで息が切れるという状態。

 大丈夫なんかな〜?

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 いやな予感はありましたが、幸い杞憂に終わり、最後まで漕げました。

 結果は1位! よっしゃ!
 幸先の良いスタートです。

 ◆準々決勝(vs あけぼのタイフーン)
 決勝形式は‘head-to-head’すなわち一対一のガチンコ対決です。直接対決なので、予選のように単純に速く下ることに専念すればよいというものではありません。

 いかに相手の前を塞ぎ、ラインを確保することができるか、が重要だと思います。

 会場の三段の瀬では(今日の水量では)前に立った艇を追い抜くために回り込もうとすると、メインカレントから外れてしまうことになり、相当なスピード差でもない限りはゴールまでに追い抜くのは至難の業です。

 実際、ラフトの戦い方を見ていると、結構エグいです。両チームがぶつかり合い、しばらく併走しながら前を奪い合う。相手のボートをカレントから押し出そうと、相手のボートの前を塞ごうと、ほとんど斜めに漕いでいるチームも見かけました。
 プロのテイケイも同じ。学生相手に容赦なくガンガンぶつけてます。
 そら、接触することなしに優雅に戦うなんてありえないんでしょうけど、体格差がすごいですからね。端から見れば弱い者イジメに見えなくもないです。

 何はともあれ、スプリントで最も重要なのは先に相手より前に出ること。そのために鍵となるのがスタートダッシュ。瞬発力です。
 極端な話、トップスピードが相手より多少遅くても、先に相手の前に出ることさえできればかなりの高確率で勝利すると思います。

 さて、第一戦の相手は予選5位の「あけぼのタイフーン」。天竜川WWFで2位だったチームです。天竜川WWFでは勝つには勝ちましたが、そんなに大差だったわけでもないのでまったく油断はできません。

 三段のビーチでUNKO-MANとダッシュの練習を何本かして、いよいよ本番。
 幸い、昼ごはんを食べてから身体の調子は少し良くなって、右胸の痛みは消えています。

 いよいよスタート!

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 付け焼刃練習とはいえ、全っ然パドリングが合いません。即席チームなのでしょうがないですが…。

 しかしそれでもスタートダッシュは「あけぼの」さんより速い。接触することなく、最初の50mの併漕でほぼ1艇分前に出ることができ、勝負あり。
 危なげなくゴールして、まずは1勝。ベスト4進出です。

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 ◆準決勝(vs スプラッシュキッズ)
 続く準決勝の相手は「スプラッシュキッズ」です。

 スタートのコースは初戦同様に左岸側を選択。しかし、初戦では気付かなかったのですが、二艇がくっつくくらいに並ぶと右岸側のロープのほうが若干長くて、1/4艇ほど微妙に前に出ています。

 なんか嫌やなあ…。

 と思っているうちにスタート。

 また、パドリングがバラバラです。UNKO-MANに貸したパドル、私のものより一回りブレードが小さいんで、その分軽いんですよね。それもあってUNKO-MANのパドリングのピッチはかなり速くて追いつけない。貸すときにちょっと気になってはいたんですがね。

 それでも負けることはないだろうと思っていたんですが、なんと先行したのは相手のほう。

 スタート勝負は負けです。これで前に立たれれば完全に負けとなります。
 ここで負けるのかと思うと、一瞬ドキッとしましたが、ようやくトップスピードに乗ってきて、徐々に追いついてきました。
 こちらも接触はなく、併漕状態が続きましたが、一ノ瀬の入り口あたりで逆転。そのままゴールして決勝進出決定です。

 危なかった…。

 ◆決勝(vs 美並カヌークラブ)
 準決勝のもう一戦は美並カヌークラブ対一橋大学ストローム会。一橋の勝利をちょっとだけ期待していたんですが、勝ち上がってきたのはやっぱり美並でした。

 直接対決は2年ぶり。
 一昨年は「惜敗」でした。今までは「惨敗」だったのが、ようやく手の届くところに来た、と初めて感じたのが一昨年のレースでした。そして去年、予選で初めて勝利しましたが、美並カヌークラブは準決勝でテイケイに敗れ、直接対決はありませんでした。

 ずっと目標にしてきたチームです。再びこの場に立つことができて、感無量です。

 コース選択権は美並カヌークラブ。
 あれ? 去年は予選タイム順位の高いほうが選択権持ってなかったっけ? 今年は、準決勝のタイムで決まるらしい。

 右岸側をまったく想定しなかったので困惑しましたが、しかし彼ら自身も言うように美並は予想外にも右岸側を選択。

 いよいよスタートです。

 準決勝と同じ轍を踏まぬよう、スタートダッシュには相当力を入れたはずでしたが、またもや負け。しかも焦る気持ちに追い討ちをかけるがごとく、隠れ岩に痛恨のスタック。
 スタックしたのは右半艇分で、体感は2秒程度でしたが、失速するには充分で完全に出遅れてしまいました。

 しかし、トップスピードに乗ると徐々に差が縮まってきました。一ノ瀬ラストの落ち込みで遂に射程圏内。

 先述しましたが、スプリントで追い抜くというのは至難の業ですが、手段としては以下の二つが考えられます。
 @別ルートを使って回り込む
 A同じコースに強引に割り込んでいく

 Aは往々にしてコースが塞がれているので、そもそも割り込めないケースが多く、割り込もうとすると接触はほぼ不可避です。

 三段の瀬のメインカレントは、ダッキーの幅なら二艇併走できなくもないですが、フネがカレント中央に位置されると狭く、カレントに乗って抜こうとすると接触は不可避でしょう。かといって迂回に使えそうなルートは他に見つかりません。

 一昨年の直接対決では回り込む作戦を取ったのですが、今回は接触覚悟でコースを奪いにかかりました。

 一ノ瀬最後の落ち込みを越えたところで我々のバウが美並のスターンに衝突。しかし弾かれて失速。再び差が開いてしまい、完全に前方をブロックされた格好になりました。
 折れそうになる気持ちを抑え、再びチャンスを狙って追いかける。

 再びチャンスが到来したのは二ノ瀬。
 二ノ瀬では我々が左岸寄りから攻め、美並カヌークラブは右岸寄りを選択していましたが、再び少しずつ差を詰めて、ラストの左カーブを描く落ち込み前で再接近。

 美並のフネが最後の落ち込みで本流に沿って右岸側から中央へルートを取ったとき、左岸寄りに漕いできた我々のフネのまさに目の前を横切ろうとする状態でした。

 ぐっと力を込めて漕ぐと、トップスピードに乗った我々のバウが、美並カヌークラブの左サイドのスターンに激突。

 さっきの一ノ瀬のときとの違いは、衝突時に角度がついていたということです。
 はたして、美並のダッキーは反時計回りに半回転し、上流を向いたバウがエディーに食われてメインカレントから押し出され、左岸側のエディーへ。

 やった!

 当然、こちらも失速してしまいましたが、カレント上にいるので再スタートは切りやすい。猛ダッシュで瀞場を漕ぎ抜き、三ノ瀬へ突入。

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 端から見れば、完全に当て逃げです。

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 そのまま逃げ切ってゴール。

 まさかの大逆転勝利に大興奮で、ゴールラインをくぐると同時に柄にもなく叫んでしまいました。
 内容はクリーンとは言い難いですが、スプリント決勝はガチンコ勝負なんで許容いただきたいということで…(ちなみにパドルを使ってボートや人を押しのけたりする行為はルール違反でペナルティ対象になるそうです)。

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 何はともあれ、初日の順位がこれで確定しました。

 ◆インフレ部門 スプリント結果
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 当初、大会スタッフに決勝と三位決定戦を間違えられ、我々が3位となってましたが…。

 ちなみに後輩たちは予選5'30で47位。ブービーでした!

ニックネーム ラナ父 at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部>長良川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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