2007年12月02日

56 桂川デビュー(桂川1)

水位:1.13m(桂川強瀬) 気温:14℃(大月) 天気:快晴
区間:猿橋公園〜桂川清流センター メンバー:TAKEさん

 昔、「相模」を「スモウ」と勘違いしていたことがありまして、「相模川」という字を目にすると、今でもそのことを思い出して少し恥ずかしい気分になります。

 さて、今日はその相模川の上流部、桂川を下ってきました。
 相模川は、山中湖を水源とし、神奈川県中部を貫流し、相模湾に注ぐ幹川流路延長109km、流域面積1,680 km²の一級河川です。山梨県では桂川と呼ばれています。

 この桂川、一時横浜に住んでいた5年前は存在さえ知りませんでしたが、ここ最近あちこちのブログで見かけるようになり、また‘PLAYBOATING@JP ’ VOL:16(07年春)でも紹介記事が載っていて、ぜひとも下ってみたいなあと思っていた川でした。

 こっち来てすぐ行かなかったのは、ちょっと怖そうだったからです。ただ情報収集はネットが繋がってから継続的に行っていました。

 集めた情報から確認できたのは、
 ・毎年期間限定で上流のダムから放水がある(今年は終了)
 ・アッパー区間とロワー区間の2セクションが存在する
 ・アッパー区間はクリーク!
 ・ロワー区間は鳥沢ホールというプレイスポットがある
 ・水量は桂川強瀬(こわぜ)観測所から推測できる
 とまあ、こんな感じ。

 アッパーも行ってみたいけど、まずはロワーをマスターしてからかな。こっちには気軽に声をかけられる川仲間がいないのでソロ覚悟でしたが、幸いにも「あひるブラザーズ」のTAKEさんが案内してくれるというので、お言葉に甘えることにしました。

 ということで、TAKEさん&黒ラブJETコンビと久々にご一緒させてもらうことになりました。
 TAKEさんは向こう三年、桂川に通っているそうで、かなり詳しい。おかげで色々と教えてもらうことができました。

 ◆桂川(ロワー) 川地図


拡大地図を表示

 ※現時点では1回しか下っていないので、データの正確性に問題がある可能性があります。今後下るごとにメンテして徐々に充実させていきます。
 ※黄色…イン・アウト、水色…橋梁、緑色…名所・プレイスポット、瀬、赤色…危険箇所・核心部 を表しています。

 @インは猿橋公園。
 案の定、水量がかなり少ないので、もっと下流から下るほうがベターらしいですが、「日本三大奇橋」の一つである猿橋を(川から)ぜひとも見たかったんですよね。リバートレッキング覚悟で出発です。

071202katsura05.jpg

 最初の瀬を下るといきなり渓谷部に入ります。

071202katsura08.jpg

 Aこれが猿橋かあ…。川まで陽射しが届かないので写真ではキレイに写りませんでしたが、来てよかった。ちなみにここ、猿橋以外にも橋だらけで、橋の密度がやたら高かったです。

071202katsura11.jpg

 紅葉はピークを迎えています。もう12月なんで、とっくに終わってると思ってたんですけど。何だか複雑な気分になります。

071202katsura17.jpg

 猿橋を抜けると再び視界が広がり、大小の川原が右左岸に点在する川相になります。やはり浅くて下れない箇所がいくつかあり、何度か歩くことになりました。しんどいけど、初めて下る川ってのはたとえ歩いても楽しいものです。

071202katsura22.jpg

 B中央本線鉄橋下の瀬(あけぼの橋)。新猿橋から鳥沢駅付近までは、ずっと視界がオープンです。フツーの里川という印象で、予想外でした。

071202katsura33.jpg

 TAKEさんのフネ、SOTARは結構重いうえに喫水が深いため、よくスタックしてました。ちなみにこの渓谷部までのセクションはライニングダウンが多いのでめったに下らないそうです。

071202katsura37.jpg

 C鉄橋からしばらく漕ぐと、右岸が山肌に近付いてきました。渓谷セクションは近いようです。
 渓谷の入り口に面白そうなホール発見。これが噂の「鳥沢ホール」?
 ダッキーでも充分遊べる大きさですが、さすがに寒いので今日は遠慮しときました。

071202katsura42.jpg

 岩場には、水面より30cmほど上部にずっと白いラインが入っていました。ダム放水時にはここまで上昇するってことなんですかね?
 今日の水量は櫛田川くらいかなあ。2〜3tくらいじゃないかと思います。

071202katsura56.jpg

 D左岸にキャンプ場跡が見えると、いよいよ核心部「キャンプ場の瀬」を迎えます。川幅がさらに狭くなり、瀬が断続的に延々と続いています。

071202katsura59.jpg

 今日の水量だと大してパワーがないので充分コントロールできますが、この川幅だと増水時は恐ろしい瀬になりそうです(TAKEさん曰く実際にすごいことになるらしい)。

071202katsura62.jpg

 核心部のラストはガタガタの落ち込み。左岸に寄せて、するするっと下りました。

071202katsura63.jpg

 この先もゴール近くまでずっと渓谷部が続きます。瀬は単発になりますが、岩がらみなので結構難しい。核心部を終えて気が抜けていたということもありますが、むしろ後のほうがヤバい思いをしましたです。

 E梁川大橋付近も、流れこそ緩やかですがぐっと川幅が狭くなってます。この梁川大橋前後も猿橋に負けじ劣らじの絶景ポイントです。

071202katsura76.jpg

 光の射すほうへ進むと再び視界が開けますが、川幅は狭いままなので下りやすいです。鳥沢ホール付近から始まる渓谷部に入ってからというもの、ときどきスタックはしたものの、ライニングダウンはゼロでした。

071202katsura78.jpg

 塩瀬大橋を抜けてゴール到着。

 ところで、桂川は最近でこそ注目を浴び、知名度が高まりましたが、『日本の川地図101』など過去書誌で紹介されたことがなく、かなりマイナー度が高い川であると言えます。

 面白いのにパドラーのあまり訪れないマイナーな川というのは、そうたらしめている理由が大抵の場合、存在しています。

 例えばこんな感じ。
 1.(通年下れるけど)汚すぎる…伊賀川なんか代表的ですね。
 2.危険箇所(ダム・堰堤、ストレーナーなど)がある…下るセクションに堰堤があると、増水時は死に直結します。どの水位で止めるか線引きが難しいと自ずと避けるようになります。
 3.水量不足…普段は下れず、増水時のみ下れる。
 4.難易度が高すぎる(クラス4以上)…いわゆるクリーク。

 桂川は、1〜4のどれにも当てはまりません。あえて言うなら、谷が深すぎて車道から下見しづらい。何か事件が発生しても途中で上がれない、ということくらい。

 結論を言えば、阻害要因が見当たらないので、もっともっと陽が当たってもよさそうなもんだということです。
 まあ、まだ一回しか下ってないので、これから見えてくることがあるかもしれませんが、とりあえず今日時点では高いクラスでバランスの取れたいい川という評価でした。

 TAKEさん、どうもありがとうございました!

【関東>桂川(相模川)の最新記事】
ニックネーム ラナ父 at 23:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でしたー
まずは改めて「ようこそ桂川へ♪」
ここ三年程、桂川の魅力にとり憑かれたように
通いつめておりましたが、これからは来季に向けて
新しい川の開拓にも着手せねばっと感じている次第でございます。

いやぁ〜それにしても久々の水中行軍は身体に堪えました(苦笑)
でもその分、じっくり川相や景色を眺める事ができてヨカッタです。

色々、お忙しいとは思いますが川に行かれる時は
是非声をかけてください!
いつでもラナ嬢の鬱憤晴らしに付き合いますよ☆


Posted by jet☆take at 2007年12月03日 12:44
昨日はこちらこそありがとうございました。

川歩き覚悟の上でしたけど、前半だけで済みましたし。こんないい川だとは思いませんでした。いい意味で予想を裏切られました。
TAKEさんがとりつかれるのも分かるような気がします。

私も機会あれば通いたいと思います。またタイミング合いましたらぜひご一緒にお願いします。ラナも早くJETと仲良くなれるといいんですけどね。
Posted by ラナ父 at 2007年12月03日 23:55
この記事へのトラックバックURL
http://a-thera.com/tb/1220873
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック